いまや只の公園 城ヶ島砲台 その1
神奈川県は三崎半島の先端にある城ヶ島。
ここに残る軍事遺構として、以前城ヶ島の海岸にある洞窟陣地の写真をアップしました。
城ヶ島は古くからの軍事の要衝で江戸時代から砲台があったのは以前紹介した通りです。
今回アップするのは、城ヶ島と言えばコレ!とも言える城ヶ島砲台です。
城ヶ島砲台は今まで紹介してきた砲台の中でも比較的新しく、1927年の竣工です。
この砲台については何故かやたら詳しくwikiに掲載されているので、
私がわざわざヘタな文で書くよりはそちらを参考にしてもらうと良いと思います。
砲台とは全く関係のない写真ですが、チューしている猫です。
城ヶ島には猫がたくさんいるのは前回の記事でも書いたとおり。
砲台を撮りに来たのを忘れて猫を1時間くらい追い回したりしました。平和です。
何の捻りもない写真ですが、これが砲座跡です。
ここには廃艦になった戦艦から持ってきた250ミリ砲が置かれていたそうです。
物凄く適当に撮ったのがよくわかる写真ですが、これが観測所跡です。
上部は展望台として現役の施設ですが、その下部の鉄の扉が付いた部分が観測所だったそう。
硬く閉ざされ、中の様子をうかがい知ることはできません。
ちなみにこの展望台からは、城ヶ島から南・東の海を遥か彼方まで見通すことができます。
何を見せたいのかすら不明瞭な写真ですが、これも砲座跡です。
掘り返すとコンクリートの砲床があるのだとか。
城ヶ島砲台には戦艦から持ってきた巨砲が2門、据え付けられていました。
とまあ、もはや砲台があったとは思えない位に公園として整備されています。
看板すらありません。城ヶ島に入ったところにある案内板にすら、砲台の砲の字すら出てきません。
砲座からして相当大きな砲が設置されたようですし、周辺には色々建てられたらしいのですが…
あたりを探してみると、僅かにこのような境界標みたいなものが打ち込まれています。
謎の物体。恐らく空気口だと思われます。
そう、砲台にはつきものの掩蔽壕の。
ということは…掩蔽壕が現存しているのでしょうか?
と書くとさすがに白々しいね。ごめん(´・ω・`)
戦艦の砲を運用するにあたって、他の砲台と比較しても規模の大きな掩蔽壕が1門につき1つずつ作られました。
今まで取り上げた砲台は日露戦争前後の砲台が多いのですが、
それより後の時期に作られたこの砲台の掩蔽壕は、他と違うテイストを持っています。
私はそれを撮る為にここにきたのです。
他の写真があまりに適当なのはその為です。失礼しました。猫のせいでもある。
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次回、その掩蔽壕にせまります。
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