屋島登山口駅 @ 屋島ケーブル跡

屋島ケーブルの登山口駅は、モダンだのレトロだのという雰囲気を持つ山上駅に比べると…
ただのガレージ然としていて特にインパクトのある建物ではないし、
ガラス越しに覗いた内部も、なんだかリアルに雑然としていて撮る気にはならなかった。
まるで廃業して間もないガソリンスタンドのような…

登山口駅本体の他には、駅そのものと比べるとやや大きめなトイレ、そしてこの変電設備の跡が残っている。
こちらのほうは山上駅と同じく、古めかしい外観。
内部は真っ暗でおどろおどろしいし、そんな所をまじまじと覗く気にはならないが…
(私は軍事遺構以外の廃墟物件はあまり得意でなかったりする)

実に味のある文字体。山上駅でも同じような文字で書かれた板が1つだけあった。手書きだろうか?

そしてトイレット。入口は開放状態なのに、中の個室には何故か板が打ち付けられているのである。
民家はすぐ近くなのだが、今も使われているのかどうか定かではない。
何にせよ、妙に影の濃い不安を催す空間だった。それが9年放置された影の深さなのだろうか。

もはや、登山口駅についてはこれといった写真も書くこともないので、義経号再登場。

ホーム全体はこんな風景。塗装の剥がれた義経号の表面が痛々しい。
今はこの義経号の顔面に弁慶が載っているということだから、これももう見ることのできない風景なのだろう。
…しかし、義経の顔面に弁慶の尻を載せるとは、勧進帳もビックリである。

最後に、少し引いて登山口駅と、その背後の山肌にくっきり見える廃線跡を。
ちょっと長々しすぎてぐだぐだになっちゃった気がするけど、屋島ケーブルについては以上です。

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(・ω・)=3
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